風に揺らぐ棚田の稲穂、人々の営み、色鮮やかに染まる天空。里山に佇む茅葺の宿から目の前に広がるのは、そこに息づく日本の暮らし。自然や伝統を肌で感じ、四季折々の囁きに耳を傾け、自分を見つめ直すひと時を。
枯山水、松林、峰々、三層の庭園がおりなす絶景。果てしなく美しい日本の美意識と自然の息づかいの中で、静かに流れる時間と空間。マインドフルネスな日本伝統体験を通じて自己の内面と向き合う。
ゆっくりと時が流れる深野の自然に包まれ、目の前には神々しい天空と静かに佇む峰々。日本創建期の伝説「太陽の道」で、五大を体感いただけます。
縄文時代を起源とする茅葺式屋根の家屋「住」、その土地風土から得られる食材と精妙な技による「食」、尺八、華道、茶道、修験道などの「道」をお楽しみください。
現代日常生活では使うことがなくなった「火」をテーマに、「囲炉裏」「焚火」「護摩」「茶道」「香道」「燈明」「火鉢」「陶芸窯」などによって人と人、人と神秘なるものとの間を繋いできた原始的本能を取り戻す体験をしていただけます。
日頃の喧騒を離れ、外界を意識する五感を沈めることで、自己の内界へ静かに向かいあう貴重な時間を持つ旅は、天空の「庵」だからこそ。魂と共鳴する音、光、香、呼吸、自然と向き合い、自らの存在と一体化することで無になり、自己を見つめなおす。修験道行者の庵主が深き瞑想のひと時へと誘います。
ささゆり庵は、日本人としての固有の精神や文化を表現しております。訪れる旅人は、日本古来の文化、美意識、暮らしに深く触れることで、それぞれの自己のアイデンティティーやルーツに気づかされることでしょう。互いの多様性を知り、その中に流れる同一性 - Oneness - を発見する旅になることを願っています。
庵主 山伏 松林正哲(法名)